日経平均VIは上昇、株価下落で警戒感広がる

*13:52JST 日経平均VIは上昇、株価下落で警戒感広がる
日経平均ボラティリティー・インデックス（投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数）は13時50分現在、前日比＋0.98（上昇率4.25％）の24.06と上昇している。なお、今日ここまでの高値は24.98、安値は23.82。

先週末に発表された1月の米雇用統計で雇用者数の増加幅が市場予想を上回ったことなどから、米金融政策の先行きに対する不透明感が強くなり、市場では警戒感が高まりやすくなっている。こうした中、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は低下して始まった。取引開始後も日経225先物が売りに押される展開となり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは先週末の水準を上回って推移している。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ（ボラティリティ）を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ（20～30程度）に回帰するという特徴も持っている。《FA》