英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英中銀は一段の引き締めに意欲

2022年2月5日 15:19

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記事提供元:フィスコ


*15:19JST 英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英中銀は一段の引き締めに意欲
■強含み、英中銀による利上げ継続を意識した買いが入る

今週のポンド・円は強含み。米国の金融引き締め観測は後退していないこと、ジョンソン首相に対する批判が高まっていることから、リスク回避的なポンド売り・円買いが先行した。しかしながら、英中央銀行が追加利上げを決定し、今後も追加利上げが予想されていることから、週後半はポンド買い・円売りが強まり、156円台半ばまで買われた。取引レンジ:154円38銭-156円51銭。

■底堅い値動きか、英中銀は一段の引き締めに意欲

来週のポンド・円は底堅い値動きか。ウクライナ情勢悪化によってリスク回避的な円買いが再び強まる可能性は残されている。ただ、英中央銀行金融政策委員会(MPC)は追加利上げに踏み切り、一段の引き締めに意欲を示している。2月11日発表の10-12月期国内総生産(GDP)が市場予想を上回った場合、リスク選好的なポンド買いが強まりそうだ。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・11日:10-12月期国内総生産(7-9月期:前年比+6.8%)

予想レンジ:154円50銭-157円50銭《FA》

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