日経平均VIは大幅に上昇、株価下落で警戒感広がる

2022年1月6日 13:51

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記事提供元:フィスコ


*13:51JST 日経平均VIは大幅に上昇、株価下落で警戒感広がる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比+2.71(上昇率14.81%)の21.01と大幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は21.07、安値は18.84。

昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。国内で新型コロナ感染が拡大しており、市場では警戒感が高まりやすくなっている。こうした中、今日は日経225先物が取引開始後も下げ幅を拡大していることから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、今日の日経VIは昨日の水準を大きく上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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