FSF、運営の透明性や倫理性を向上させる2つの方策発表

2021年12月21日 17:31

印刷

記事提供元:スラド

headless 曰く、 Free Software Foundation (FSF) は 16 日、運営の透明性や倫理性、責任性を向上させるため、2 つの方策を導入すると発表した (ニュースリリースPhoronix の記事)。

2 つの方策は理事会のメンバーの責任を明確にする合意書と、意思決定等における基本理念を提示する倫理規定からなる。合意書では理事会のメンバーとして責任をもって行動するといった 20 条の項目、倫理規定ではスタッフに嫌がらせをしないといった 13 条の項目が挙げられており、これらに理事会のメンバーは従う必要がある。

FSF は 3 月、RMS こと Richard M. Stallman氏 の理事職復帰をめぐって大きく揺れ運営チームのメンバー 3 人が辞任する事態となった。今回の方策はコンサルタント主導で 6 か月にわたって行われた運営見直しの最初の成果とのことだ。

 スラドのコメントを読む | オープンソースセクション | オープンソース | GNU is Not Unix

 関連ストーリー:
FSF運営チーム、執行役員をはじめ3名が辞任へ 2021年04月03日
RMSとRMSを復活させた理事会全員の解任をFSFに要求する公開書状 2021年03月27日
RMS、FSF理事に復帰 2021年03月24日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事