国交省、大雪での大型車立ち往生防止に注意喚起 一般ドライバーの注意点は

2021年12月7日 07:36

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国土交通省が注意喚起して配布している大雪による立ち往生防止のパンフレット(画像:国土交通省発表資料より)

国土交通省が注意喚起して配布している大雪による立ち往生防止のパンフレット(画像:国土交通省発表資料より)[写真拡大]

 国土交通省は、大雪時における大型車立ち往生防止に向け、運送事業者に対する運輸局による指導・監視に加え、運転手や荷主に対する注意喚起を行なっている。スタッドレスタイヤの選び方やタイヤチェーンの有効性、そして事業者や荷主に対する注意点をパンフレットにまとめて周知している。

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 近年は、大雪による立ち往生のニュースも増えている。異常な大雪に見舞われることもあり、スタッドレスタイヤを装着していなければ、走行不能となるケースも増えた。

 雪道での立ち往生の原因は、昔から長距離を走行する大型トラックなどに多く見られる。トラック事業者が経費節減によりスタッドレスタイヤへの履き替えを行なわず、その時の状況に合わせて、タイヤチェーンでトラックドライバーに対応させていたことも要因だ。

 トラックやバスといった重量のあるクルマは、走行していると少しの雪であれば走れてしまうことが多い。だが近年の雪は、これまでの雪の降り方とは異なり、降り始めてから積もるまでのスピードが早いことから立ち往生が発生する。

 高速道路などで大型車の立ち往生が発生すると、あっという間に後続車も巻き込まれて先に進めなくなる。大型車が車線をふさぐ形で動けなくなるからだが、高速道路では一旦渋滞が発生すると逃げ道はない。

 これに対し一般ドライバーが注意する点は、道路状況が刻々と変化する場所が多いことから、常に道路情報や天気情報を入手しながら走行することだ。

 とくに天気情報は、スマホアプリなどを使い最新の情報を入手して、行く先の道路状況の変化を知ることがポイントだ。もし雪が降り始め、雪の降り方が強くなりそうな場合は、高速道路を事前に下りて一般道路を走る決断も必要だろう。

 また雪が多い日本海側を走行する場合、一般道路も閉鎖される危険がある。太平洋側から日本海側に向かう際は、途中の天候を見極めつつ、雪の降り方が酷くなりそうなら、特段の事情がない限り引き返すことも考えたほうが安全だ。

 大雪での立ち往生は、一歩間違えば命に係わる危険がある。雪の多い地域に出向く時は、入念な準備と下調べ、そして最新情報が入手できる環境を整えてから出発したい。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

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