FIFA、半自動のオフサイド判定技術をテスト

2021年12月3日 08:42

印刷

記事提供元:スラド

headless 曰く、 11 月 30 日に開幕した FIFA Arab Cup 2021 では半自動のオフサイド判定技術がテストされているそうだ(FIFA のニュース記事The Verge の記事The Next Web の記事動画)。

FIFA では判定の確認にビデオ映像を使用する VAR を 2018 年に導入し、誤審を減らすことに成功した。VAR 自体も改善が進められているが、オフサイドの判定は難しく、長い時間を要することもある。

今回テストされる半自動のオフサイド判定技術では、ビデオ映像から各選手の四肢の位置情報を最大 29 か所、毎秒 50 回収集する。このデータからソフトウェアがオフサイドと判定するとアラートが自動で VAR ルームに送られる。

VAR はソフトウェアが提案したオフサイドラインとキック位置から判定を確認し、その結果を主審に伝えることになる。ソフトウェアの判定が主審に直接送られるのではなく、VAR を通じて送られることから、FIFA では「半自動」のオフサイド判定と呼んでいるとのことだ。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | テクノロジー | ソフトウェア | スポーツ | IT

 関連ストーリー:
中国高官から性被害を受けたと告発した女子テニス選手が一時消息不明に。IOC介入も疑念深まる 2021年11月24日
スポーツ施設の自販機でスポーツ系飲料よりホットミルクティーなどが売れた理由 2021年11月20日
元名古屋グランパス監督ベンゲルが旗振り、FIFAのW杯「2年に一度開催」提案 2021年10月19日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事