2022年開店予定のライフ豊洲店、省エネ性能の「ZEB Ready」認証を取得

2021年11月26日 08:03

印刷

ライフ豊洲店のイメージ(ライフコーポレーション発表資料より)

ライフ豊洲店のイメージ(ライフコーポレーション発表資料より)[写真拡大]

 スーパー大手のライフコーポレーションが、東京都江東区豊洲の三菱食品跡地で2022年に開店を計画しているライフ豊洲店が、建築物省エネルギー性能表示制度で5段階評価の最高ランクと、50%以上の省エネルギーを実現した建物に与えらる「ZEB Ready(ゼブレディ)」認証を取得した。

【こちらも】ラオックス、国内での店舗展開を再開 東京にアジアコスメと食品の店

 ライフコーポレーションが東京都に提出した大規模小売店舗届出などによると、豊洲店は地下1階、地上3階建て延べ約8,000平方メートルで、店舗面積約2,200平方メートル。2月から三菱食品の建物取り壊し工事に入っており、2022年夏に完成する計画。

 店舗内に高性能のヒートポンプを採用した空調設備や照明制御技術を導入することによって、断熱性を高めるなどして1次エネルギー消費量を50%以下に抑える。ライフコーポレーションが「ZEB Ready」認証を取得するのはこれが初めて。

 ライフコーポレーションは2022年秋に開店を予定する横浜市南区花之木町の新店舗にも、同様の省エネ設備を導入し、「ZEB Ready」認証を目指す。花之木町の新店舗は横浜市南区の旧庁舎跡地を再開発するもので、地下2階地上4階建て延べ約1万7,000平方メートル。このうち、店舗面積は約2,500平方メートルとなる計画。

 ZEBはネット・ゼロ・エネルギー・ビルの略で、国土交通、経済産業、環境の3省が主導して推進している認証制度。省エネと再生可能エネルギーの導入など創エネで1次エネルギーの消費量を正味ゼロまたはマイナスにした「ZEB」、省エネと創エネで25%以下に抑えた「Nearly ZEB(ニアリーゼブ)」、省エネで50%以下まで削減した「ZEB Ready」、延べ床面積1万平方メートル以上で、建物の用途に応じて60~70%以下に抑える「ZEB Oriented(ゼブオリエンテッド)」がある。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事