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米国株見通し:上げ渋りか、金融引き締めに思惑
記事提供元:フィスコ
*14:50JST 米国株見通し:上げ渋りか、金融引き締めに思惑
(14時40分現在)
S&P500先物 4,369.75(+14.75)
ナスダック100先物 14,827.00(+62.75)
グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は30ドル高。NY原油先物(WTI)は持ち直し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
13日の主要3指数はまちまち。ダウは4日続落となったが、34377ドルと小幅安で取引を終えた。この日発表された消費者物価指数(CPI)は高水準を維持した半面、コア指数は市場予想と一致。過度なインフレ懸念の後退により長期金利が低下し、ハイテク関連を中心に買い優勢に。ただ、同日公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で資産買入れの段階的縮小(テーパリング)の年内開始に思惑が広がり、一段の買いを抑制した。
本日は上げ渋りか。長期金利の低下が続けば、引き続きハイテク株買いが強まり相場をけん引する見通し。今晩発表の新規失業保険申請件数は低下が予想され、雇用情勢の改善を好感した買いが見込まれる。他方、複数の連邦準備制度理事会(FRB)当局者による討論会などでタカ派的な政策姿勢が示されれば、引き締めへの警戒感から買いは縮小しそうだ。中国恒大集団の債務不履行(デフォルト)リスクへの懸念も根強く、慎重姿勢が予想される。《TY》
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