新興市場銘柄ダイジェスト:3Dマトリクスが大幅反発、グローバルWがストップ高

2021年10月13日 17:11

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記事提供元:フィスコ


*17:11JST 新興市場銘柄ダイジェスト:3Dマトリクスが大幅反発、グローバルWがストップ高
<6573> アジャイル 515 +11
大幅に反発。ファンの登録から貢献分析まで自社運営が可能なツール「アンバサダープラットフォームスターター」の提供を開始したと発表している。ファンマーケティングの戦略設計や運営支援を提供してきた「アンバサダープログラム」のノウハウを活かす。ツールではファン会員の登録と情報管理のほか、ファンを活性化する体験サポート機能や登録者のSNS上の発言収集と影響力測定などができる。

<3936> グローバルW 3410 3410 501
ストップ高。11月3日を基準日として1対3の株式分割を実施すると発表。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資しやすい環境を整えるとともに流動性向上と投資家層拡大を図る。また、東証が13日から信用取引規制を解除し、売買が活性化するとの期待も広がっている。グローバルウェイ株は前日まで信用取引による新規の売付及び買付に係る委託保証金率を90%以上(うち現金60%以上)とする規制措置を受けていた。

<4168> ヤプリ 4025 +190
大幅に反発。新たに貸借銘柄に選定されたと発表している。実施は13日の売買分から。ヤプリ株は東証マザーズの制度信用銘柄に選定済み。同社は「当社株式の流動性及び需給関係の向上を促進し、売買の活性化と公正な価格形成に資するもの」とコメントしている。貸借銘柄選定が好感されていることに加え、株価が25日移動平均線を上抜けたことも先高期待につながっているようだ。

<7777> 3Dマトリクス 352 +23
大幅に反発。8月27日に発行した第30回新株予約権のうち、1万4800個(発行総数の22.8%)が権利行使されたと発表している。交付株数は148万株。未行使の残存個数は1万7050個となった。新株予約権の大量行使で将来の株式価値の希薄化懸念が後退し、買い安心感が広がっている。また、11日に開示した口腔粘膜炎治癒材の米国での販売承認取得を改めて材料視する向きもあるようだ。

<7928> 旭化学 905 -52
大幅に7日ぶり反落。22年8月期の営業利益予想を前期比13.2%減の7.00億円と発表している。樹脂材料の一部の生産が滞っているほか、中国の電力事情に起因する生産調整などを懸念材料として挙げている。同時に発表した21年8月期の営業利益は755.5%増の8.06億円で着地した。中国の受注増加に加え、日本国内の電動工具向けや自動車向けの受注が増加し、利益拡大に寄与した。

<3189> ANAP 345 +9
大幅高。22年8月期の営業損益予想を1.37億円の黒字と発表している。コスト削減を実施して事業構造改革を進めるほか、新しい生活様式に対応したアイテムを充実して顧客ニーズに対応するとともにライブコマース販売などで購買行動の変化にも対応する。21年8月期の営業損益は6.44億円の赤字(前期実績は3.29億円の赤字)で着地した。インターネット販売や店舗販売の落ち込みが響いた。《YN》

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