スバル、新型「レガシィ アウトバック」の日本仕様を初公開 10月に正式発表

2021年9月6日 12:05

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レガシィ アウトバック:発表資料より

レガシィ アウトバック:発表資料より[写真拡大]

 スバルは2日、1995年の発売以来、乗用車とSUVを掛け合わせたクロスオーバーSUVとして根強い人気を誇る「レガシィ アウトバック」の新型(日本仕様)を国内初公開した。今回の発表に伴い、先行予約も開始。正式発表は10月7日を予定している。グレードはオールマイティに価値を磨き上げた「Limited EX」と、よりアクティブさを磨き上げた「X-BREAK EX」の2タイプ。

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■エクステリア

 新型レガシィ アウトバックは新しいデザインコンセプト「BOLDER」を採用し、力強さ、躍動感と洗練さを備えている。デザインはしっかりと先代を踏襲しつつ、「Limited EX」は高級感、「X-BREAK EX」はアクティブなイメージをしている。

 フロントフォグランプは丸形6連LEDを新たに採用し、ヘキサゴンモチーフをベースにしたフロントフォグランプカバーを用いている。なお、「Limited EX」はメッキ加飾、「X-BREAK EX」はブラック塗装加飾としっかりと差別化をしている。

 グリルも先代を引継ぎ、ヘキサゴングリルはブラック塗装&メッキとブラック塗装&ラスターブラック塗装の2タイプ。またヘッドランプに関してもコの字型を継続採用し、フルLEDハイ&ロービームランプとなっている。

■インテリア

 インテリアに関しても全体的に大きな変更がされているが、特に大きな変更ポイントは、メーターやインフォテインメントシステムの変更だ。メーターに関しては先代はアナログの大型マルチインフォメーションディスプレイ付きメーターであったが、新型は12.3インチフル液晶メーターを採用。必要な情報をより分かりやすく、少ない視線移動で見えるようにしている。メーター内にマップを表示できる「地図表示」モードも注目だ。

 インフォテインメントシステムは、先代のDIATONEサウンドビルトインナビ(ディーラーオプション)から、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムに変更された。Apple CarPlay、Android Auto、ナビ、車両設定などに対応しており、オプションでハーマンカードンサウンドシステムも装着できる。

 サーフィンやマリンスポーツに行くユーザーにも需要があることから、「X-BREAK EX」のシートについても撥水ファブリックから撥水ポリウレタンシートに変更され、水分が染みにくい素材を用いている。

■パワートレーンその他

 エンジンにも変更が加えられた。先代は2.5LDOHC水平対向4気筒のFB25だったが、新型レガシィ アウトバックは1.8LDOHC水平対向4気筒直噴ターボのCB18に変更。排気量が減ったことでダウンサイジングされたが、馬力も2馬力、トルクに関しては65N・m、燃費に関しても12.6km/Lから13.0km/Lと向上。これにより加速感などにもしっかりと違いが出てくるはずだ。トランスミッションはリニアトロニックCVTを採用している。

 運転支援システムには360度センシングを実現した新世代アイサイト、アイサイト作動状態を表示するアイサイトアシストモニター、そして高速道路でのロングドライブや走行支援を行うアイサイトXを採用した。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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