日経VI:低下、株価底堅く警戒ムード広がらず

2021年8月27日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:低下、株価底堅く警戒ムード広がらず
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は27日、前日比-0.32pt(低下率1.70%)の18.46ptと低下した。なお、高値は19.83pt、安値は18.46pt。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。その後、取引開始後の売り一巡後は日経225先物が底堅い動きとなり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは広がらず、今日の日経VIは、午前の中頃からは概ね昨日の水準近辺で推移し、取引終了にかけて低下幅をやや広げた。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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