出前館は朝安のあと回復、株主優待廃止の影響は早々に消化の見方

2021年8月20日 12:31

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■新型コロナ拡大し需要の再拡大などに期待強い

 出前館<2484>(JQS)は8月20日、取引開始後の1276円(200円安)を下値に回復基調となり、午前11時過ぎには1419円(57円安)まで戻している。19日の夕刻、株主優待制度の廃止を発表したため売り先行で始まったが、「売り注文は早々に消化された印象」(株式市場関係者)となっている。新型コロナ拡大による「東京の人出半減」要請などを受け、需要の再拡大などに期待が強まっている。

 株主優待の廃止は売り要因だが、値動きと合わせてみると、絶好の買い場になった形。発表では、「中長期的な株主還元策としては、企業価値の向上による利益還元」をめざすとした。このため、株価を意識した経営姿勢に重点を置くとの受け止め方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

【関連記事・情報】
【特集】「トリプル・ブルー」となった割安株、個人投資家の参戦余地は?(2021/02/01)
【編集長の視点】京阪神ビルは高値期日一巡を先取り業績上方修正・増配を買い直して反発(2021/03/16)
【小倉正男の経済コラム】米国はコロナ禍で起業ラッシュ、日本は?(2021/02/08)
朝日ラバーは調整一巡、22年3月期収益回復期待(2021/03/30)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事