大阪の阪急百貨店うめだ本店、クラスター発生で一部売り場を休業へ

2021年8月17日 08:36

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 大阪市北区角田町の阪急百貨店うめだ本店で新型コロナウイルスによるクラスターが発生し、7月27日から8月16日夜までに従業員89人の感染を確認した。エイチ・ツー・オーリテイリングと阪急阪神百貨店は17日から地下の食品売り場と1階のアクセサリー・シーズン雑貨売り場を当面の間、臨時休業とする。

 感染した従業員89人のうち、地下1階の売り場で28人、1階の売り場で22人が働いており、大阪市保健所がクラスターと判断した。クラスターの原因は分かっていない。エイチ・ツー・オーリテイリングと阪急阪神百貨店は、感染が明らかになった売り場の従業員約3,000人にPCR検査を実施し、安全を確認できた売り場から営業を再開したい意向。

 阪急阪神百貨店では、7月に大阪市北区梅田の阪神百貨店梅田本店でクラスターが発生。従業員145人の感染を確認していただけに、阪急うめだ本店にCO2センサーを設置するなど対策を講じていたが、大規模クラスターを防げなかった。

 百貨店業界は新型コロナの感染拡大初期から手洗い、消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンスの確保など感染対策を徹底し、クラスターの発生を防いできた。しかし、従来株やアルファ株と比べて感染力が強いデルタ株の登場でクラスターが全国で相次いでいる。

 大阪では、阪神梅田本店が7月末に2日間、全館臨時休業したが、8月に入って東京でも新宿区新宿の伊勢丹新宿店で累計146人の感染が明らかになり、一部休業したほか、新宿区新宿のショッピングモール・ルミネエストが全館休業している。食品売り場での感染が特に多いことから、百貨店各社は政府のコロナ対策分科会の提言を受け、デパ地下の入場制限など新たな対応を始めたところだった。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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