フェローテクHDがストップ高、業績・配当予想の大幅増額修正など好感される

2021年8月16日 12:09

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■9月中間配、3月期末配当とも各々23円(従来予想比9円増)に

 フェローテックホールディングス(フェローテックHD)<6890>(JQS)は8月16日、気配値のままストップ高の3190円(504円高)に達し、取引開始から1時間半に迫る午前10時20分現在、まだ値がついていない。13日に発表した第1四半期決算の大幅増益と第2四半期、3月通期の業績・配当予想の増額修正が好感され、急反発となっている。

 第1四半期連結決算(2021年4~6月)は、売上高が前年同期比34.8%増加し、営業利益は同3.1倍の48.17億円となった。世界的な電子部品の需給ひっ迫を受け、半導体製造装置向けの真空部品などが好調に推移しているほか、5G関連機器向け、PCR検査装置などの医療検査機器向けなども好調に推移している。

 3月通期の連結業績予想は、一部子会社を連結から持分適用会社に移行したことにより償却負担など連結への取り込みが無くなることで営業・経常利益ともに大きく改善するため、営業利益は従来予想を33.3%上回る200億円の見込みとした。

 9月中間配当は1株につき23円(従来予想比9円増)の予定とし、3月期末配当も同23円(同9円増)の予定とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

【関連記事・情報】
【特集】「トリプル・ブルー」となった割安株、個人投資家の参戦余地は?(2021/02/01)
【編集長の視点】京阪神ビルは高値期日一巡を先取り業績上方修正・増配を買い直して反発(2021/03/16)
【小倉正男の経済コラム】米国はコロナ禍で起業ラッシュ、日本は?(2021/02/08)
朝日ラバーは調整一巡、22年3月期収益回復期待(2021/03/30)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事