オペル、日本語版サイトオープン 2022年上半期から新車発売へ

2021年8月5日 08:45

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日本再上陸となるオペルの主力車種・コルサ(画像: PSAジャパン発表資料より)

日本再上陸となるオペルの主力車種・コルサ(画像: PSAジャパン発表資料より)[写真拡大]

 PSAジャパンは4日、ドイツの自動車メーカー「オペル」の日本語版サイトをオープンした。2022年上半期には日本で正規ディーラーがオープンし、コルサ(欧州名)やモッカなどの新車を発売予定である。今後も詳細を随時公開する予定で、オペルの復活に期待がかかる。

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 オペルは1862年にミシン製造会社として設立。自転車製造を経て1899年に自動車メーカーに生まれ変わった。1952年には日本で本格的な発売を開始している。それ以降はヴィータ(欧州名:コルサ)、アストラ、ベクトラなどの個性的なラインアップが見られた。とくにヴィータは当時の輸入車としては破格の200万円以下で買えることから話題になっている。このようにオペルは輸入車としては珍しく大衆的で親しみやすいクルマが多い。

 だが2006年、販売不振となり日本市場からは撤退している。その後も拠点であるドイツを中心に新車展開をしていたが、2017年にプジョーやシトロエンなどからなるグループPSAに加わった。2020年から日本市場への復活が報じられており、2022年上半期からの新車発売再開につながっている。

 新車発売再開後に展開予定である主なラインアップにコルサがある。1982年から世界的に活躍しているコンパクトモデルで、現在はEVモデルである「コルサe」も登場している。コルサはあくまでも欧州名のため、今回の日本進出時にも別の名前が使われるだろう。それでもEVモデルも含めた新しい商品展開には、注目が集まりそうだ。

 他にもクロスオーバーSUVスタイルのモッカやグランドランドなどが日本で発売予定。国内でトレンドになっているSUV市場への進出も見逃せない。

 以前と変わらない親しみやすい外国車として、日本市場に再チャレンジするオペル。安くて機能性に優れたクルマたちは、現代社会に合わせて性能や魅力が進化している。日本のドライバーたちにどこまで受け入れられるのか、注目したい。

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