3日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で反落、ハイテク下げ目立つ

2021年8月3日 17:14

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記事提供元:フィスコ


*17:14JST 3日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で反落、ハイテク下げ目立つ
3日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比16.29ポイント(0.47%)安の3447.99ポイントと反落した(上海A株指数は0.47%安の3613.82ポイント)。


新型コロナウイルス変異種(デルタ株)感染拡大が不安視される流れ。中国の市中感染は、2日までに15省26都市に及んだ。北京市など31省(直轄市・自治区)で不要不急の省外移動が禁じられた。また、コロナ流行の最初の発端になったとされる湖北省武漢市でも2日、約1年ぶりに感染者が確認された。同地区は感染初期に大規模なロックダウン(都市封鎖)を余儀なくされた経験もあり、一部の市民が日用品や食料品の買い占めに殺到したという。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。経済回復ペース鈍化の懸念が強まる中、当局が景気対策を強めるとの期待も広がっている。上海総合指数はプラス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が8.8%安、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(JCET:600584/SH)が6.5%安、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(ウイングテック・テクノロジー:600745/SH)が5.1%安で引けた。上海市場のハイテク企業向け市場「科創板」では、ICファウンドリ中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:688981/SH)も6.8%安と急反落している。


非鉄や鉄鋼の素材株も安い。洛陽モリブデン(603993/SH)が9.5%、江西銅業(600362/SH)が7.3%、中国アルミ(601600/SH)が6.0%、馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が9.4%、宝山鋼鉄(600019/SH)が1.9%ずつ下落した。この日の上海商品取引所では、非鉄や鉄筋などの先物価格が軒並み値下がりしている。銀行株、自動車株、エネルギー株、インフラ関連株の一角なども売られた。


半面、医薬品株は高い。上海復星医薬集団(600196/SH)が5.2%、人福医薬集団(600079/SH)が5.1%、薬明康徳(603259/SH)が4.0%ずつ上昇した(復星医薬は上場来高値更新)。海運株、食品飲料株、保険・証券株も買われている。


一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.17ポイント(0.06%)安の257.45ポイント、深センB株指数が0.14ポイント(0.01%)高の1207.74ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)《FA》

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