日経平均VIは上昇、株価下落も市場心理悪化は限定的

2021年8月3日 13:53

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記事提供元:フィスコ


*13:53JST 日経平均VIは上昇、株価下落も市場心理悪化は限定的
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比+0.31pt(上昇率1.43%)の22.06ptと上昇している。なお、今日ここまでの高値は22.34pt、安値は21.28pt。

今日の東京株式市場は売りが先行。日経225先物は下落し、日経VIは上昇して始まった。取引開始後、日経225先物は下げ渋る動きも見られたが、ここまではマイナス圏での推移となっている。しかし、昨日の日経225先物が大幅に上げた後にしては今日の値動きは底堅いとの見方から、市場心理が大きく悪化することはなく、今日の日経VIは昨日水準を挟んだ動きとなっている。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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