西島秀俊主演のカンヌ出品作「ドライブ・マイ・カー」 90秒予告編公開

2021年7月11日 17:09

印刷

©2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

©2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会[写真拡大]

  • ©2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

 開催中の第74回カンヌ国際映画祭で、コンペティション部門に日本映画として唯一出品中の西島秀俊(50)主演の映画「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督、8月20日公開)から、キーとなるシーンが散りばめられた90秒予告編が10日、動画サイトなどで公開された。

【こちらも】原作・村上春樹/主演・西島秀俊『ドライブ・マイ・カー』新たな場面写真19点公開

 作家・村上春樹氏の同名短編小説を原作に、愛する妻・音(霧島れいか)を亡くした舞台俳優で演出家の家福(かふく、西島)が、専属ドライバーの女性・みさき(三浦透子)と出会い、時間を共有しながら妻が残した秘密を辿っていく物語。2時間59分という長尺で綴られる力作だ。

 公開された予告編は、主要人物たちが深みのあるドラマを伺わせる台詞を口にする場面や、フラッシュバックのように印象的なショットで紡がれるシーンで構成されている。始まりは車の中で、「今晩帰ったら少し話せる?」と問いかける音に「何でそんなこと聞くの?」と家福が応じる、夫婦の別離を予感させるようなやり取りで始まる。

 すぐ切り替わると次は「奥様にはいつもお世話になっています」と、俳優の高槻(岡田将生)が笑顔で含みを持たせて家福に挨拶する場面。さらに「私はあの車が好きです。すごく大事にされているのがわかるので」と話すみさき、「音が死んだ日、もし少しでも早く帰っていたら…」と後悔を滲ませる家福の呟き。銃声、カセットテープのアップ…と波乱の展開を伺わせていく。

 濱口監督(42)作品のカンヌ映画祭参加は、2018年の商業映画デビュー作「寝ても覚めても」のコンペ部門出品に続き2回目。今年3月にオンラインで開催されたベルリン国際映画祭では、濱口監督の「偶然と想像」が、最高賞に次ぐ銀熊賞(審査員大賞)を受賞する快挙に輝き、話題を呼んだ。

 公開された予告編からは、今作の見応えが伺え、カンヌでどんな評価を得るか、期待が高まりそうだ。同映画祭は7月17日まで。(記事:斉藤蓮・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事