笹生優花が全米女子オープン制覇 日本人初

2021年6月7日 15:22

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 米国カリフォルニア州・ザ・オリンピッククラブで行われていた全米女子オープンゴルフは6日(現地時間)、最終日を迎えた。笹生優花が畑岡奈紗とのプレーオフを制し、日本人として史上初の優勝を果たした。

 日本人女子のメジャー大会制覇は、1977年の樋口久子、2019年の渋野日向子に続く3人目となる。笹生はフィリピン国籍も持っており、フィリピン人としても初のメジャー制覇となる。また19歳でのメジャー優勝は、2008年の朴仁妃(韓国)以来、史上最年少タイとなる。

 首位と1打差の2位でスタートした笹生は、2番3番と続けてティーショットを曲げ連続ダブルボギーでスコアを落とす。しかしこの後、7番でバーディを奪い後半も11番をボギーとするも、16番17番と連続バーディで盛り返し73でフィニッシュする。

 首位と6打差の6位タイでスタートした畑岡奈紗は、前半を3バーディ、1ダブルボギー、後半も3バーディ、1ボギーと安定したゴルフで68でフィニッシュする。

 首位でスタートしたレキシートンプソン(米国)は、11番でダブルボギー、14番17番18番をボギーと後半で大きく崩れて75でフィニッシュ、優勝争いから脱落した。

 畑岡と笹生の2人がトータル4アンダーの首位で並び、優勝は日本人同士によるプレーオフに持ち込まれる。2ホールによるプレーオフでは決着が付かず、突入した3ホール目で笹生がバーディパットを沈めて決着が付いた。

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