西島秀俊主演作「ドライブ・マイ・カー」、カンヌのコンぺ部門に出品決定

2021年6月4日 18:10

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(c) 2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

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 世界3大映画祭の1つで7月6日から南フランスで開催される第74回カンヌ国際映画祭の、最高賞パルムドールなどを競うコンペティション部門に、西島秀俊(50)主演の映画「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督、8月20日日本公開予定)が出品されることが決定した。3日までに同映画祭事務局から発表された。

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 同作は、作家・村上春樹氏の短編小説を原作に、舞台俳優で演出家の家福(かふく、西島)が、妻を亡くした喪失感に苛まれながらも、ある女性との出会いをきっかけにささやかな希望を見出す姿を描く物語。

 濱口監督の作品が同部門に出品されるのは、商業映画デビュー作「寝ても覚めても」(18年)以来、3年ぶり2度目。異例の快挙に同監督は「湧き上がるような興奮を感じ、この映画に写った俳優たちの素晴らしい演技を、世界に向けて示せることにワクワクします。映画に携わったすべてのキャスト、スタッフ、原作者の村上春樹さんに心からの御礼を申し上げます」と喜びを表現。

 「未だコロナ渦の困難な状況下ではありますが、カンヌの地を共に映画を作った仲間たちと踏むことができたらこの上なく幸せなこと」などとコメントを寄せた。

 主人公を演じる西島は、映画を主な活躍の場として歩み、海外の複数の映画祭への参加歴はあるもののカンヌへは初参加となる。私生活では2児の父親でもあり、同映画について「絶望の果てに人は再生できるのか、撮影をしながら監督はずっと問い続けていたと思います。家族について、より遠い人との関係について描いています。恋人や友人同士の心の機微を美しく描いてきた濱口監督が、人間について深く思考し愛情を注いたこの作品のコンぺ選出を心から嬉しく思います」と、魅力を交え、喜びの言葉を発表。

 他に共演の岡田将生(31)も「僕自身この映画を見て心が震えました。改めて映画の力を感じた気がします。この映画に参加できて幸せ者です。海外の方々にもこの映画の素晴らしさが伝わることを願っています」と感謝の弁。コロナ渦での朗報に、濱口組は喜びに沸いている。

 同映画祭は7月17日まで。最高賞は最終日に発表される。昨年はコロナ禍を受け選出作品の発表などに留まったため、正式開催は2年ぶりとなる。(記事:斉藤蓮・記事一覧を見る

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