日経VI:上昇、株価方向感欠き市場心理定まらず

2021年6月1日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:上昇、株価方向感欠き市場心理定まらず
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は1日、前日比+0.48pt(上昇率2.40%)の20.48ptと上昇した。なお、高値は20.86pt、安値は19.49pt。今日の東京株式市場は取引開始時点では買いが先行。日経225先物は上昇し、日経VIは低下して始まった。しかし、取引開始後は株価は売りに押される展開となり、午前の中頃から市場心理が悪化。プットが買われ、日経VIは上昇に転じた。ただ、株価の下値を売り急ぐ動きは見られず、午後は日経225先物が下げ渋るなど株価の方向感が定まらず、日経VIは前日終値を挟んだ動きとなった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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