日経VI:上昇、株価下落で市場心理悪化

2021年5月17日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:上昇、株価下落で市場心理悪化
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は17日、前日比+2.11pt(上昇率8.76%)の26.20ptと上昇した。なお、高値は27.30pt、安値は23.10pt。先週末の米国株式市場でダウ平均が大幅続伸したことなどを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。しかし、取引開始後は売りに押される展開となり、日経225先物は午前の早い時間に下げに転じた。取引開始前には、今日は株価が上昇するとの予想が多かったこともあり、取引開始後の株価下落で市場心理が悪化。日経VIは上昇に転じた後は、先週末を上回る水準での推移となった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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