【株式市場】日経平均は後場一進一退だが上げ幅500円前後を保ち大幅に反発

2021年5月6日 15:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万9331円37銭(518円74銭高)、TOPIXは1927.40ポイント(29.16ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増勢となり15億2611万株

 5月6日(木)後場の東京株式市場は、前場けん引役となった鉄鋼、紙パなどが値を消し気味に始まり、三井住友FG<8316>(東1)などの大手銀も一進一退となり、NY最高値などに基づく買いは一巡との見方があった。日経平均は490円高の2万9300円をはさんで終盤まで小動きを続けたが、大引けは引き締まり前日比で大幅高の反発となった。

 後場は、トレジャー・ファクトリー<3093>(東1)が一段ジリ高となり、今期の業績大幅回復予想や新株予約権の発行内容確定による需給面での懸念出尽し感などから高値更新幅を拡大。ウイルコHD<7831>(東2)は今期の連結営業利益5期ぶり黒字化予想などの業績回復への評価再燃とされ大幅高。ブロードマインド<7343>(東マ)は金融AI企業との提携などが材料視され急伸。シンクレイヤ<1724>(JQS)、カーメイト<7297>(JQS)は業績予想の増額修正などが材料視され大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証1部の出来高概算は増勢となり15億2611万株(前引けは7億7267万株)、売買代金は3兆3807億円(同1兆6836億円)。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は1625(前引けは1841)銘柄、値下がり銘柄数は492(同306)銘柄。

 また、東証33業種別指数は、その他製品を除く32業種が値上がりし、値上がり率上位は、鉄鋼、パルプ/紙、海運、鉱業、非鉄金属、石油/石炭、精密機器、銀行、卸売り、、ゴム製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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