米国株見通し:底堅い値動きか、弱い経済指標で緩和継続も

2021年4月22日 15:13

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記事提供元:フィスコ


*15:13JST 米国株見通し:底堅い値動きか、弱い経済指標で緩和継続も
(14時50分現在)

S&P500先物      4,163.62(-1.13)
ナスダック100先物  13,918.38(-0.87)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は5ドル安。NY原油先物(WTI)は弱含み、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


21日の取引で主要3指数は反発。3日ぶりにプラスへ転じたダウは316ドル高となり、34000ドル台を回復して取引を終えた。新型コロナウイルスの世界的なまん延が警戒されるものの、ワクチン接種の進ちょくが期待され、前日までの売りはいったん収束。また、今後予定される国債入札で金利の上昇が抑制され、株式の買戻しが顕著に。一方、銘柄別では決算発表で好業績を示したアイ・ビー・エムなどに買いが入り、指数に寄与した。


本日は底堅い値動きか。今晩発表の経済指標のうちシカゴ連銀全米活動指数は前回から改善が予想されるものの、新規失業保険申請件数と景気先行指数、中古住宅販売件数はいずれも前回から悪化が見込まれ、株売り要因になりやすい。半面、連邦準備制度理事会(FRB)の緩和長期化への思惑から買いが想定される。ワクチン接種への期待感も、引き続き買いを後押し。なお、決算発表予定のインテルやニューコアなど有力企業は動意づく可能性があろう。《TY》

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