米国株見通し:伸び悩みか、バイデン政策を見極め

2021年3月30日 14:55

印刷

記事提供元:フィスコ


*14:55JST 米国株見通し:伸び悩みか、バイデン政策を見極め
(14時50分現在)

S&P500先物      3,960.75(+1.75)
ナスダック100先物  12,920.75(-23.75)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小幅高、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は30ドル高。NY原油先物(WTI)は小安く、本日の米株式市場はまちまちとなりそうだ。


29日の取引で主要3指数はまちまち。S&Pとナスダックは下げに転じたが、続伸で過去最高値を連日更新したダウは98ドル高の33171ドルで取引を終えた。バイデン政権による3-4兆ドル規模のインフラを中心とした追加経済対策や新型コロナウイルスのワクチン普及が期待され、全般的に売りづらい展開に。具体的な材料が乏しいなか、前週発表されたミシガン大学消費者態度指数(確報値)の上方修正などが買いを後押ししたようだ。


本日は伸び悩みか。バイデン大統領は明日、インフラ投資などについて記者会見する予定で、引き続き追加対策の効果を先取りした買いが入りやすい。今晩発表の住宅関連指標は前回から改善が見込まれ、関連セクターの買い材料に。また、消費者信頼感指数は予想通り堅調な内容となれば、早期正常化への観測から幅広い買いを集めよう。ただ、明日のバイデン大統領の記者会見や今週末の雇用統計を見極めたい向きもあり、大幅高は想定しにくい。《TY》

関連記事