ベースマーク、2021-22年秋冬コレクション発表

2021年3月20日 08:12

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記事提供元:ファッションプレス

 ベースマーク(BASE MARK)の2021-22年秋冬コレクションが、2021年3月16日(火)デジタルショーにて発表された。

■西洋の伝統といまの東洋が交差すると…

 今シーズン、デザイナー金木志穂の心を捉えたのは、神戸や横浜など、海外のカルチャーが残る旧居留地。国内にいながらも異国情緒を感じられる旧居留地のムードにインスピレーションを得て、洋服の世界で文化の融合を図る。ミックスしたのは、クラシカルな西洋のムードとモダンな東洋のカルチャー。

■クラシックをモードに遊ぶ

 デザインの基盤は、金木志穂が得意とするクラシックをモードに遊ぶアプローチ。ダッフルコートやパンツスーツ、センタープレスドパンツ、プリーツスカートなど、王道のスタイルを素材・シルエット・ディテールアレンジを加えて、脱定番のスタイルへと昇華させる。

 例えば、コットンウールツイルのダッフルコートは、トグル仕様のベーシックな前身頃を保持しながらも、サイドや後身頃には、花模様のバイルジャガードをかませて、ドレスのような華やかさをプラスした。

 本来は、女性らしい印象のプリーツスカートも、流れるようなラインをあしらったり、アシンメトリーな斜めの切り替えを行うことで、スポーティーなピースへとアップデートしている。

■英国アーティストのシメオン・ファラーとコラボ

 温かみのあるマスタード色や柔らかなベージュなど、秋の足音が感じられる季節感のあるカラーセレクトも魅力。温もりに溢れた色彩の中で、異彩を放ったネオンカラーや、パステルカラーのグラデーションは、ロンドンのアーティストシメオン・ファラーとのコラボレーションによるものだった。

 グラデーションカラーの羊をプリントしたビックサイズのニットプルオーバーや、Tシャツ、スウェットなどがラインナップ。ベース マークのシグニチャーの一つである、アシンメトリーシャツにもアニマルプリントを載せ、アイコンのテーラードジャケットもポップにアップデート。日本ブランドと英国のアーティストの文化を溶け合わせることで、ここでも今季のテーマである東洋と西洋の融合を体現している。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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