新興市場銘柄ダイジェスト:フォースタは急伸、ジャストプラが大幅に反発

2021年3月15日 16:03

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記事提供元:フィスコ


*16:03JST 新興市場銘柄ダイジェスト:フォースタは急伸、ジャストプラが大幅に反発
<7317> 松屋R&D 5380 -130
一時急伸もマイナス転換。21年3月期の営業利益を従来予想の6.63億円から8.38億円(前期実績4.07億円)に上方修正している。厚生労働省から受注したアイソレーションガウンの寄与分のほか、体制強化のためのコストを織り込んだ結果、過去最高益となる見込み。期末配当は従来予想の10.00円から20.00円(前期末実績は無配)に増額修正した。年間配当は同額。業績好調を勘案し、特別配当として10.00円を加えた。株価は一時大きく上昇したものの、その後は利益確定売りに押されている。

<7089> フォースタ 1450 +202
急伸。21年3月期の営業利益を従来予想の0.70億円から1.40億円(前期実績3.08億円)に上方修正している。タレントエージェンシーサービスで、業務のオンライン化やDX化を進める企業による積極採用や経営幹部層・エンジニア等に対する営業リソース投下が寄与し、前回予想を上回る見込みとなった。また、採用費の抑制で販管費が減少することも利益を押し上げる見通し。

<4425> Kudan 4635 +635
急伸。組み込みエッジ・コンピューティングで米半導体大手のNVIDIAのパートナーネットワークに参画したと発表している。NVIDIAと積極的な技術連携の構築を図るほか、組み込み技術として欠かせないSLAMソフトウェアとしてのビジネス機会の拡大を目指す。パートナーネットワーク参画に加え、半導体需要が拡大していることも追い風になっているようだ。

<4431> スマレジ 5290 +340
急伸。21年4月期第3四半期累計(20年5月-21年1月)の営業利益を前年同期比16.6%減の5.91億円と発表している。ただ、四半期ベースでは第3四半期(11-1月)は同18.6%増収および同35.9%営業増益と増収増益に転じており、これが買い材料視されている。また、サブスクリプションビジネスの指標であるARR(年間経常収益)を24年4月期に48.2億円(22年4月期予想は23.0億円)とする中期経営計画も開示している。

<4287> ジャストプラ 453 +47
大幅に反発。22年1月期の営業利益予想を前期比88.1%増の3.48億円と発表している。外食産業を対象に新たな付加価値サービスプログラムの提供に加え、ASP事業やシステムソリューション事業を拡大する。また、売上・勤怠サービスを中心に他業種への展開を進める。21年1月期の営業利益はシステムソリューション事業などの落ち込みが響き、25.3%減の1.85億円で着地した。

<3976> シャノン 2316 +82
大幅に4日続伸。21年10月期第1四半期(20年11月-21年1月)の営業利益を前年同期比219.9%増の1.06億円と発表している。サブスクリプションなどのマーケティングオートメーションに加え、イベントマーケティングも堅調に推移した。費用の減少も利益を押し上げた。通期予想は前期比44.7%増の0.58億円で据え置いたが、既に超過したことから近く上方修正されるとの期待が広がっている。

<3441> 山王 1597 +150
大幅に5日続伸。21年7月期の営業損益を従来予想の1.40億円の黒字から2.00億円の黒字(前期実績1.79億円の黒字)に上方修正している。5G向けを中心とする通信分野の需要拡大が継続し、受注水準が当初の想定を上回る見通しとなったため。第2四半期累計(20年8月-21年1月)の実績は0.45億円の黒字となり、会社計画(0.25億円の赤字)を超過して着地した。《ST》

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