豪ドル週間見通し:底堅い展開か、中銀会合議事要旨や雇用統計に注目

2021年3月13日 14:27

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記事提供元:フィスコ


*14:27JST 豪ドル週間見通し:底堅い展開か、中銀会合議事要旨や雇用統計に注目
■上昇、豪準備銀行総裁が通貨高容認

今週の豪ドル・円は上昇。豪準備銀行(中央銀行)のロウ総裁が「豪ドル下落は望ましいが、豪ドルが過大評価されているとはいえない」と述べたことを受けて、豪ドル買いが優勢になった。また、米国の新型コロナウイルス感染拡大に対する1.9兆ドル規模の経済対策法案が成立したことで、リスク選好的な豪ドル買い・円売りは一段と広がった。取引レンジ:82円93銭-84円78銭。

■底堅い展開か、中銀会合議事要旨や雇用統計に注目

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)の3月理事会議事要旨では、現行の金融緩和政策の長期的維持が示され、豪ドル高容認的な見解も改めて意識されるとみられ、豪ドル買いに振れやすい。ロウ総裁は「最大の懸念は失業」と強調していることを受けて、2月雇用統計の発表も注目される。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・16日:豪準備銀行3月理事会議事要旨
・18日:2月雇用統計(1月:失業率6.4%、雇用者数増減+2.91万人)

予想レンジ:83円80銭-85円80銭《FA》

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