今週のマーケット展望「金利上昇にナーバスも、耐性がついてきた」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(山崎みほ)

2021年3月8日 09:57

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記事提供元:フィスコ


*09:57JST 今週のマーケット展望「金利上昇にナーバスも、耐性がついてきた」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(山崎みほ)
皆さま、こんにちは、フィスコマーケットレポーター山崎みほの「マネックス証券の気になるレポート」です。

先週も、アメリカの長期金利の動きを背景に、日経平均も1日で大幅に下落するなど、値動きが激しい展開がつづきましたね。今週はどう動くのか、気になるところですね。

さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、3月8日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。

まず広木さんは、『確認しておこう。先週金曜日、強い米雇用統計を受けて米国長期金利は上昇した。と、言っても前日終値からの上昇幅はわずか0.2bpsである。0.2%ではない、0.2bps、すなわち0.002%の上昇である。ざっくり言えば、横ばいだった』と言及。

『確かに雇用統計発表直後には1.6238%まで跳ね上がった。2/25につけた1.6085%を越える直近のピークである。しかし、その水準では機関投資家からの買いが入り、結局金利は押し戻された。2/25も同じである。1.6%台まで米国10年債が売られれば買いが入るのだ』と説明しています。

さらに、『先週の米国長期金利は1週間で16bps上昇した。2/25に急騰したあと、その週末には1.4049%まで低下していたから前週末比では大きな上昇に見える』として、『とにかく、週を通じて16bps金利が上昇したが、先週の日経平均は▲101円、TOPIXは31ポイント上昇、ダウ平均は563ドル上昇、ナスダックは272ポイントの下落。株価の反応は高安まちまちであった』と伝えています。

そして、『総括すると、ISM製造業景気指数やNFPの強い指標が出ても米国長期金利は急上昇するわけでもなく、株式相場もザラ場や1日単位で見れば急落もあったものの、比較的耐性がついてきたように思われる』と見解を述べています。

また、『今週は10日発表の米2月消費者物価指数(CPI)が注目される。市場予想は前年比+1.3%程度』として、『予想通りの結果となれば市場で行き過ぎた感のあるインフレ懸念も一服し、金利の上昇も歯止めがかかる』と広木さんはみているようです。

加えて、『米国の追加経済対策法案が上院で可決され14日までに成立の見通しとなったことで、金利上昇の材料もいったん出尽くしだろう。株式市場も安定化へ向かうだろう。週末のメジャーSQ、来週に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀政策決定会合を前に積極的な売買は手控えられるだろう』と予想しています。

そして、『先週末、急速に下げ渋り、TOPIXはプラス転換して終えた。おそらく週明けは上昇してのスタートとなり、TOPIXは25日移動平均を回復するだろう。今週こそ落ち着きどころを探る展開か』とまとめています。

最後に、今週の日経平均の予想レンジは『28,500円〜30,000円』としています。

参考にしてみてくださいね。

山崎みほの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを山崎みほの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコマーケットレポーター 山崎みほ《CS》

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