2月19日のNY為替概況

2021年2月20日 05:00

印刷

記事提供元:フィスコ


*05:00JST 2月19日のNY為替概況
 19日のニューヨーク外為市場でドル・円は105円24銭まで下落後、105円67銭まで上昇して引けた。

対欧州通貨でのドル売りが強まったのち、全米不動産協会(NAR)が発表した1月中古住宅販売件数は前月から減少予想に反し増加し10月来で最高となったほか、2月サービス業PMI速報値が1月58.3から低下予想に反し上昇し2015年3月来で最高ことが好感された。また、イエレン財務長官が大規模経済対策の必要性を強調したため期待感も強まり米国債相場が下落。利回り上昇に伴うドル買いが強まった。

ユーロ・ドルは1.2142ドルまで上昇後、1.2107ドルまで下落して引けた。予想を上回った域内の総合PMI速報値を好感したユーロ買いが続いた。

  
ユーロ・円は127円70銭から128円18銭まで上昇。

  
ポンド・ドルは1.4036ドルまで上昇後、1.4006ドルまで反落した。英・2月製造業PMI速報値の予想外の改善を好感したポンド買いやワクチン接種ペース加速期待が強まりポンド買いが優勢となった。

ドル・スイスは0.8935フランまで下落後、0.8973フランまで上昇した。

[経済指標]・米・2月製造業PMI速報値:58.5(予想:58.8、1月:59.2)・米・2月サービス業PMI速報値:58.9(予想:58.0、1月:58.3)・米・2月総合PMI速報値:58.8(1月:58.7)・米・1月中古住宅販売件数:669万戸(予想:660万戸、12月:665万戸←676万戸)《KY》

関連記事