新興市場銘柄ダイジェスト:識学は大幅反発で昨年来高値を更新、アンビスがストップ高

2021年2月2日 16:40

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記事提供元:フィスコ


*16:40JST 新興市場銘柄ダイジェスト:識学は大幅反発で昨年来高値を更新、アンビスがストップ高
<4591> リボミック 401 +14
大幅に4日ぶり反発。米国子会社が進めている滲出型加齢黄斑変性を対象疾患とする治療薬RBM-007第2相臨床試験(TOFU試験)で、被検者登録が予定組入総数(81人)の50%を超えたと発表している。これまでのところRBM-007は優れた安全性を示しているという。RBM-007は線維芽細胞増殖因子2(FGF2)の機能を阻害するアプタマー。臨床試験の進展で新薬開発への期待が高まり、買いが集まっているようだ。

<4014> カラダノート 1620 +76
大幅に続伸。1月1日付で有料職業紹介事業許可を取得し、2月1日からライフステージの変化に応じたキャリアをサポートする人材紹介事業「かぞくとキャリア」を開始したと発表している。保有するデータベースを活用し、子育て世代と企業をマッチングする。具体的には、キャリアカウンセラーが時短勤務やリモートワークなどの希望に沿った企業を紹介する。キャリアカウンセラーとの連絡は全てSNSで可能という。

<3908> コラボス 775 +39
大幅に3日続伸。21年3月期の営業利益を従来予想の0.15億円から1.00億円(前期実績1.91億円)に上方修正している。新サービスや新規事業の開発投資計画の一部見直しで投資タイミングが変更となったほか、営業活動のリモート化などで費用が減少したため。また、上限7万5000株(0.60億円)の自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数に対する割合は1.59%、取得期間は2日から3月24日まで。

<7071> アンビス 6150 +1000
ストップ高で昨年来高値更新。21年9月期第2四半期累計(20年10月-21年3月)の営業利益を従来予想の8.43億円から12.33億円(前年同期実績9.94億円)に、通期の営業利益を従来予想の23.07億円から26.19億円(前期実績18.26億円)にそれぞれ上方修正している。新型コロナウイルス感染症が再拡大した21年9月期第1四半期においても、新規入居者獲得に大きな影響はなく、新規施設を中心に稼働率が順調に推移していることに加え、人件費率が想定よりも低水準となっており、利益が拡大する見通し。

<4171> グローバルI 1781 +121
大幅反発。20年12月期(非連結)の営業利益を前回予想の2.50億円から3.37億円(前期実績2.89億円)に上方修正している。国内での委託調査事業に加え、韓国と台湾での市場調査レポート事業の売上高が計画を上回ったことが背景。また、完全子会社のギブテックがコンサルティングやセミナー講演などで売上高を計上するに至ったことから、連結決算に移行するとしている。連結ベースでの20年12月期の営業利益予想は3.20億円となっている。

<7049> 識学 2448 +243
大幅反発で昨年来高値を更新。従来より東証マザーズの制度信用銘柄に選定されているが、新たに貸借銘柄に選定されたと発表している。選定日は本日2日で、同日売買分から実施される。日証金も貸借取引対象銘柄に追加した。同社は「株式の流動性及び需給関係の向上を促進し、売買の活性化と公正な価格形成に資する」とコメントしている。貸借銘柄選定を受けて同社株の取引が活発化するとの期待から買いが入っているようだ。《ST》

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