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イワキは20年11月期営業・経常減益、21年11月期は大幅営業・経常増益で連続増配予想
(決算速報) イワキ<8095>(東1)は1月13日の取引時間終了後に20年11月期連結業績を発表した。新型コロナウイルスの影響で営業・経常減益(純利益は特別利益計上で大幅増益)だった。21年11月期は需要回復し、大幅営業・経常増益で連続増配予想としている。収益拡大を期待したい。なお21年6月1日付で持株会社に移行して社名をアステナホールディングスに変更する。株価は戻り高値圏だ。21年11月期大幅営業・経常増益予想を評価して上値を試す展開を期待したい。
■20年11月期営業・経常減益、21年11月期大幅営業・経常増益予想
20年11月期連結業績は、売上高が19年11月期比6.0%増の653億41百万円、営業利益が4.1%減の20億35百万円、経常利益が15.1%減の19億68百万円、純利益が29.4%増の19億83百万円だった。営業・経常減益だが計画超で着地した。配当は3円増配の16円とした。
ファインケミカル事業は31.9%増収だが4.0%減益だった。ジェネリック用途の新製品用大型原薬の採用などで大幅増収だが、電子・機能材料の需要減少などで微減益だった。医薬事業は29.6%増収で18.8%増益だった。M&A効果も寄与して大幅伸長した。HBC・食品事業は9.0%減収で赤字拡大した。新型コロナウイルスの影響でインバウンド需要が減少した。化学品事業は1.2%増収で3.8倍増益だった。表面処理薬品の需要が下期回復傾向となり、活動費合理化などの利益改善策も寄与した。なお純利益は負ののれん発生益を計上して大幅増益だった。
21年11月期連結業績予想は、売上高が20年11月期比11.7%増の730億円、営業利益が27.8%増の26億円、経常利益が37.2%増の27億円、純利益が0.8%増の20億円、配当予想は2円増配の18円としている。
新型コロナウイルス感染再拡大で、医薬やHBCを中心に不透明な状況が続くが、化学品では5G関連やパワーデバイス半導体分野の表面処理薬品の需要が増加基調である。また全社的に積極的な営業展開による案件獲得、不採算品目や活動費の見直しなどによる利益率改善に取り組むとしている。収益拡大を期待したい。
■株価は上値試す
株価は戻り高値圏だ。21年11月期大幅営業・経常増益予想を評価して上値を試す展開を期待したい。1月13日の終値は550円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS60円65銭で算出)は約9倍、時価総額は約191億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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