【注目銘柄】バローHDは反落も5期ぶり最高純益更新に月次続伸がオンして押し目買い交錯

2020年12月16日 08:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 バローホールディングス<9956>(東1)は、前日15日に47円安の2624円と反落して引けた。日経平均株価が、「GoToトラベル」の全国一斉停止決定が響いて44円安と反落したことから直近安値から200円超上昇している同社株にも目先の利益を確定する売り物が出た。ただ25日移動平均線を前に下値抵抗力も示しており、押し目買いも交錯した。今2021年3月期予想業績が、今年11月5日に上方修正され純利益が5期ぶりに過去最高を更新することや、月次売上高が、プラス継続と好調に推移していることが買い手掛かりなっており、テクニカル的にも5日移動平均線が25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現しており、上昇トレンドは不変として再発進期待を高めている。

■巣ごもり需要にPB商品も好調に推移し配当は連続増配

 同社の今2021年3月期予想業績は、期初予想より売り上げを200億円、営業利益を83億円、経常利益を88億円、純利益を30億円それぞれ引き上げ、売り上げ7100億円(前期比4.7%増)、営業利益240億円(同54.7%増)、経常利益260億円(同54.0%増)と連続増収増益率を伸ばし、純利益は、110億円(同69.8%増)と増益転換して2016年3月期の過去最高(107億5900万円)を更新する見込みである。新型コロナウイルス感染症の感染拡大によりマスク・除菌関連商品に加えて生鮮食品やDIY・園芸商品などに巣ごもり需要が拡大し、3事業のスーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンターの既存店売り上げが好調に推移し、生鮮品強化のス-パーマーケット、事業統合効果や商品原価低減効果のホームセンターなどの利益率が改善したことが寄与した。業績上方修正に伴い配当も、年間53円(前期実績52円)に連続増配する。

 月次売り上げも前月同月比プラスで推移しており、とくにプライベート・ブランド(PB)商品が好調に推移しているホームセンターでは、前年同月比2ケタ増が続く月も多かった。国内大手証券では、このPB商品に注目し同社業績の上ぶれを観測し、投資判断、目標株価とも引き上げている。

■ミニGC示現で上昇トレンド転換し年初来高値奪回に再発進

 株価は、今期第1四半期(2020年4月~9月期)業績がV字回復し高利益進捗率を示したことに反応して年初来高値3030円まで買い進まれ、いったん往って来いの調整となったが、今期予想業績の上方修正、大手証券の格付けアップもオンして2700円台へリバウンド、5日線が25日線を上抜くミニGCを示現して上昇トレンド転換を示唆した。PERは12倍台、PBRは1.07倍と割安であり年初来高値奪回に再発進しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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