日経平均は7円高でスタート、ソフトバンクGや三井ハイテックなどが堅調

2020年12月14日 09:29

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26659.53;+7.01TOPIX;1785.07;+3.06

[寄り付き概況]

 14日の日経平均は前週末比7.01円高の26659.53円と小幅反発でスタート。11日の米国株式相場でダウ平均は47.11ドル高の30046.37ドル、ナスダックは27.94ポイント安の12377.87ポイントで取引を終了。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてニューヨーク市も14日からレストランの室内営業を停止すると発表するなど、回復が停滞するとの懸念で寄り付きから下落した。

 しかし、食品医薬品局(FDA)がファイザーなどが開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を速やかに許可し、接種開始が近づいた他、上院が1週間の暫定予算案を可決し政府機関閉鎖が回避されると上昇に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の26535円。国内で新型コロナウイルスの新規感染者数が最多を更新していることが投資家心理の重石となるものの、ワクチン接種に関する報道が支えに。なお、寄り前に発表された日銀短観12月調査で大企業製造業DIは、-10で市場予想の-15程度を上回った他、大企業非製造業DIも市場予想を上回った。

 売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>と三井ハイテック<6966>の上昇が目立つ他、日本電産<6594>、東京海上<8766>、クボタ<6326>などが堅調。業種別では、情報通信、保険、機械、化学などが上昇率上位に。《FA》

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