サッカーJ2 上位3チームによる熾烈な昇格争い 

2020年11月30日 16:40

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 サッカーJ2リーグは29日、第37節が行われ、首位を走る徳島ヴォルティスがツェーゲン金沢を4対3で下し、勝ち点を77にまで伸ばした。また、2位のアビスパ福岡、3位のV・ファーレン長崎も勝利し、徳島を追う展開が続いている。J1昇格争いは残り5試合の段階で、上位3チームに絞られる形となった。

■最終節では直接対決も

 アウェーで金沢と対戦した徳島は4対3で点の取り合いを制した。就任4年目のロドリゲス監督の攻撃的サッカーがいよいよ完成の域に達し、ここまでリーグ最多の62得点で2度目の昇格に近づいている。

 金沢戦では後半ロスタイム、現在得点ランキング2位の垣田裕暉が決勝ゴールを決め、劇的な勝利を収めた。先日、ロドリゲス監督の今季限りでの退任が報じられたものの、選手たちに動揺は感じられず、チームはより結束した感が強い。名指揮官が築き上げた屈指の攻撃力で、2014年以来となる昇格を手にしつつある。

 福岡はファンマのゴールで大宮を振り切った。今季は9月に入ると、12連勝を含む15試合負けなしを記録し、一気に上位争いに食い込んできた。特にリーグ最少となる失点数26が表すように、高い守備力を誇っている。12月20日の最終節には徳島との対戦も残されており、ここまでの勝ち点差4を、直接対決までにどれだけ縮めていけるかが昇格へのカギとなりそうだ。

■安定感を取り戻すも最後まで厳しい戦いが続く

 V・ファーレン長崎は、ホームでアルビレックス新潟に2対0で勝利し、勝ち点を70に乗せた。同じく昇格争いを演じていた新潟のパスサッカーに苦戦しつつも、前半30分にカウンターから富樫敬真のゴールで先制すると、後半にもエジガルジュニオの追加点で新潟を一蹴し、勢いの違いを見せつけている。

 手倉森誠監督の元、2シーズンぶりのJ1昇格を目指した今季は開幕から夏場までは首位をキープするも、9月には月間8戦未勝利と苦しんでいる。それでも10月から現在まで計9勝を記録、安定感を取り戻してきた。難敵の新潟を下し、残り5試合のうち、甲府、京都、山形、東京ヴと、中位チームとの戦いが続く。プレーオフの無い今シーズン、タフな戦いが連続する中、逆転で上位2枠に滑り込むべく一丸となってのラストスパートに懸ける。(記事:佐藤文孝・記事一覧を見る

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