新興市場銘柄ダイジェスト:タカギセイコーは一時ストップ高、GMOーFGが大幅に4日ぶり反発

2020年11月20日 16:15

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記事提供元:フィスコ


*16:15JST 新興市場銘柄ダイジェスト:タカギセイコーは一時ストップ高、GMOーFGが大幅に4日ぶり反発
<4051> GMOーFG 17830 +2790
大幅に4日ぶり反発。投資運用業のティー・ロウ・プライス・ジャパン(東京都千代田区)が発行済み株式総数の5.24%に相当する20万0800株を保有したことが19日付の大量保有報告書で判明している。報告義務発生日は13日で、保有目的は純投資。GMOフィナンシャルゲート株は10月15日に上場来高値(3万0050円)を記録した後は下落基調で推移しており、自律反発期待も買いにつながっているようだ。

<4565> SOSEI 1513 +119
大幅に反発。新型コロナウイルス研究開発プログラムで、開発品目として強力な抗ウイルス活性を持つ低分子を特定したと発表している。構造ベース創薬の活用により、ヒトコロナウイルス感染症を対象とした経口治療薬開発を進めることができるとしている。今回のアプローチは、将来発生する可能性がある新型コロナ以外のヒトコロナウイルスに起因する疾患の新規治療薬候補の設計にも応用が可能という。

<4242> タカギセイコー 2036 +293
一時ストップ高。新型コロナウイルスワクチンの開発が進んでいることを受け、関連銘柄の一角として物色されている。プラスチック総合メーカーの同社は、微小直径のノズルから高圧・高速のジェット流で皮膚内に直接薬液を注入できる「針無し注射器」の部品生産を手掛けている。ワクチンが実用化されて摂取が始まれば、大量の注射器需要が見込まれるとの思惑から先回り買いが入っているようだ。

<7356> Retty 1880 +233
大幅に3日ぶり反発。19日付の大量保有報告書でゴールドマン・サックス証券のグループ会社3社が計6.89%を保有していることが明らかとなり、買い材料視されている。報告義務発生日は13日。保有目的は、有価証券関連業務の一部としてのトレーディング・有価証券の借入等のほか、運用目的の証券投資信託による保有及び投資一任契約に基づく運用などとなっている。

<4558> 中京医薬 453 -3
朝高後は前日終値近辺でもみ合い。8月24日に発行した第1回新株予約権の権利行使が完了したと発表している。11月16-19日に2000個(発行総数の16.7%)が行使され、20万株が交付された。行使完了で株式価値の希薄化懸念が払拭され、買い安心感が広がっている。また、19日に国内での新型コロナウイルスの感染者数が2388人と過去最多を更新しており、感染対策銘柄の一角として引き続き注目されていることも買い戻しにつながっていた。

<4015> アララ 3480 -
公開価格(1400円)の2.2倍となる3080円で初値を付けた。19日に上場したが、取引が成立していなかった。会社設立は06年8月16日。キャッシュレスサービスやメッセージングサービス、データセキュリティサービスなどの事業を展開する。21年8月期の営業利益予想は前期比92.2%増の2.63億円。キャッシュレスサービス事業でハウス電子マネー決済額が伸長するほか、メッセージングサービス事業も堅調に推移すると見込んでいる。《ST》

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