リード、日立金、ワコムなど/本日の注目個別銘柄

2020年11月20日 16:04

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記事提供元:フィスコ


<4543> テルモ 4064 -179大幅続落。大和証券では業績予想を下方修正し、目標株価を5200円から5060円に引き下げている。脳動脈瘤治療デバイス「WEB」など新製品拡販に想定以上の時間を要していること、心臓カテーテル製品における競争激化を反映したことが下方修正の要因としているようだ。また、中国では薬剤溶出型ステントが今年から入札制度の対象となっており、来年はPTCAバルーンカテーテルが対象となる見込みとも指摘している。

<6982> リード 429 +80ストップ高。一部報道では、自動車用外装部品において、熱に伴う収縮変化を防ぐアニール処理を行わず品質を維持できる技術を確立したと伝わっている。材料メーカーと開発した収縮変化に強い材料を用いることで、アニール処理の工程を短縮し、部品費を15-30%削減できるようだ。来年度中にも適用部品の量産を開始する予定とされており、業績寄与への期待が先行する状況とみられる。

<3109> シキボウ 1083 +75大幅反発。抗ウイルス加工「フルテクト」を施した機能素材が、新型コロナウイルスに対しても抗ウイルス効果があるとの試験結果を得たと発表している。コロナウイルスに対する抗ウイルス効果はこれまでも確認されていたが、今回は新型コロナへの効果も確認された形。生地に含侵させる薬剤に関しての安全性も確認されているようだ。足元でコロナ感染者数の拡大傾向が強まる中、今後の展開への期待が高まっている。

<8725> MS&AD 3169 -145大幅反落。前日に上半期決算を発表、純利益は966億円で前年同期比40.9%減、通期予想は従来の1300億円から1400億円に上方修正。修正幅は他社比較でも相対的に大きくなった。また、発行済み株式数の1.77%に当たる1000万株、200億円を上限とする自社株買いも発表したが、コロナ関連費用の見通し引き上げ幅は大きく、短期的な上昇ピッチが速かったなかで、利食い売りが優勢に。米長期金利低下も逆風。

<6727> ワコム 788 +68大幅反発。野村證券では投資判断「バイ」継続で、目標株価を950円から1200円にまで引き上げた。オンライン教育やテレワークの普及によって、デジタルペン市場は一般ユーザー向けへも広がっていくと考えられるほか、グローバルIT大手やパートナー企業との連携・協業を通じて、中長期的に高い利益成長が続くと予想している。21年3月期営業利益は会社計画90億円を上回る110億円、前期比ほぼ倍増の水準を予想。

<6770> アルプスアル 1370 +15反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」に格下げしている。目標株価も1500円から1200円に引き下げている。スマホ用カメラアクチュエータの利益予想を引き下げたことで業績予想を下方修正、今期営業利益は130億円を予想で、市場コンセンサスの188億円を下回るとみている。アルパインとの経営統合効果が出るまでには要時間ともしているようだ。

<7161> じもとHD 1029 -23反落。SBIホールディングスが同社との資本提携方針を固めたと報じられた。第三者割当増資を引き受けて40億円規模を出資、出資比率は2割弱となる見通しのようだ。SBIでは「地銀連合構想」を進めているが、今回の提携で出資地銀は合計7行となる。フィンテックや資産運用高度化などの今後の展開を期待する動きが優勢になったが、全般安に引きづられ、次第に利食い売りが増えた。

<2809> キユーピー 2343 +123大幅反発。前日に20年11月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の240億円から275億円にまで増額、コスト低減の取り組み強化、海外での想定以上の利益回復などが上振れの背景としている。250億円程度の市場予想も上回る水準となっている。業務用主体のタマゴ事業の回復などは鈍いとみられていたなか、順調な収益確認を評価する動きが先行しているようだ。

<3655> ブレインパッド 4000 +205大幅反発。伊藤忠との資本・業務提携を発表している。伊藤忠が発行済み株式の3%に当たる約10億円を出資し、共同開発体制の強化を図っていくことを計画している。伊藤忠は食品流通の分野で商品の売れ行きや季節要因を分析し、需要予測や在庫の圧縮につなげているが、今回の出資でデータ分析機能をさらに強化する方針。同社にとっても主要顧客とのさらなる関係強化、データ開発力強化につながっていくと期待される形に。

<5486> 日立金 1535 +138大幅反発。約53%を出資する親会社の日立製作所が、同社株の売却に向けて入札手続きに入ったと報じられた。ベインキャピタルやKKRなど複数の大手投資ファンドが応札を検討しているもよう。月内を期限に応札希望者を募って候補を絞り込み、その後に2次入札に進むようだ。これまでも日立はグループ再編の動きを進めており、もともと次の再編候補と位置付けられていたが、あらためてプレミアム付与を期待した動きに。《ST》

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