豪ドル週間見通し:底堅い展開か、豪準備銀行議事要旨や10月雇用統計に注目

2020年11月14日 14:20

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記事提供元:フィスコ


*14:20JST 豪ドル週間見通し:底堅い展開か、豪準備銀行議事要旨や10月雇用統計に注目
■上昇、米国株高でリスク選好的な豪ドル買い

今週の豪ドル・円は上昇。米大統領選で民主党候補のバイデン前副大統領が勝利を宣言し、政治の先行き不透明感が後退。また、米ファイザーと独ビオンテックが開発中の新型コロナウイルスワクチンの効果は90%以上と発表したことが好感され、世界的に株高が広がり、リスク選好的な豪ドル買い、円売りが優勢となった。取引レンジ:75円09銭-77円10銭。

■底堅い展開か、豪準備銀行議事要旨や10月雇用統計に注目

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)のロウ総裁の講演などでの発言、11月理事会議事要旨の発表に関心が集まりそうだ。また、豪準備銀行は高失業率への対応が優先課題、雇用創出のためにできる措置を講じるとの見方を示しており、10月雇用統計も注目される。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・16日:ロウ豪準備銀行総裁講演
・17日:豪準備銀行11月理事会議事要旨公表
・18日:ロウ豪準備銀行総裁討論会出席予定
・19日:10月雇用統計(9月失業率6.9%、雇用者数増減-2.95万人)

予想レンジ:75円20銭-77円20銭《FA》

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