高畑充希×タナダユキ監督の映画『浜の朝日の嘘つきどもと』“映画館存続”にかける奮闘劇を描く

2020年11月3日 17:36

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記事提供元:ファッションプレス

 高畑充希主演、映画『浜の朝日と嘘つきどもと』が2021年に公開。『百万円と苦虫女』『ロマンスドール』のタナダユキが監督・脚本を務める、オリジナルストーリーとなる。

■福島に実在する映画館「朝日座」を舞台に

 映画『浜の朝日と嘘つきどもと』の舞台となったのは、福島・南相馬に実在する「朝日座」。1923年に創業した、その歴史深い映画館は、様々な災禍も免れ、戦後の映画全盛時代を迎えたのちは、地域に根付いた映画館として多くの人々に愛されてきた場所だ。

 とはいえ、時代が大きく変わった現代では、そんな「朝日座」もかつての勢いを失ってしまった。監督・脚本を務めたタナダユキは、そんな風前の灯となった映画館を<一人の女性が存続を守ろうとするストーリー>を通して、エンタメ文化へのエールともなる作品を制作した。

■<ストーリー>

 100年近くの歴史を持つ映画館「朝日座」。シネコンと呼ばれる複数のスクリーンを持つ複合映画館が活況を見せる中、主に旧作映画を上映する名画座として、地元住民の思い出を数多く育んできた。時代の流れには逆らえず、支配人の森田保造はサイレント映画『東への道』をスクリーンに流しながら、ついに決意を固める。ほどなく、一斗缶に放り込んだ 35mm フィルムに火を着けた瞬間、森田の背後からその火に水をかける若い女性が現れた。茂木莉子と名乗るその女性は、経営が傾いた「朝日座」を立て直すため、東京からやってきたという。しかし、「朝日座」はすでに閉館が決まり、森田も打つ手がないと決意を変えるつもりもない。地域に密接した映画館を守ろうとする都会の人間と、積年の思いを断ち切り閉館を決めた支配人。果たして「朝日座」の運命やいかに・・・。

■キャスト

■主演に高畑充希

 主演に抜擢されたのは、タナダユキ監督と初タッグを組む高畑充希。『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『ヲタクに恋は難しい』など、話題作への出演が絶えない彼女が、経営が傾いている「朝日座」を立て直すべく東京からやってきた主人公・茂木莉子を演じる。地元住民と共に東へ西へ奔走し、くじけそうになりながらも奮闘していく。

■大久保佳代子や柳家喬太郎が共演

 また共演者も同時解禁。バラエティをメインに活躍する大久保佳代子が、莉子の高校時代の恩師役を、落語家の柳家喬太郎が「朝日座」の支配人役をそれぞれ担当する。

■映画に続くドラマも放映

 なお2020年10月30日(金)には、福島中央テレビ開局50周年記念作品として、ドラマ「浜の朝日の嘘つきどもと」が放送された。映画と同じくタナダユキが監督・脚本を務めたこの作品は、映画の物語に続くストーリーであり、今後配信放送を予定しているとのことだ。

■作品詳細

 公開時期:2021年
脚本・監督:タナダユキ
出演:高畑充希 大久保佳代子 柳家喬太郎 他
製作プロダクション:ホリプロ
配給:ポニーキャニオン

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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