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新型コロナウイルス再感染が米国で確認 再感染後に重症化
香港やベルギーなどで確認されている新型コロナウイルス(COVID-19)の再感染だが、米国でも再感染の症例が確認されたそうだ。Medscapeによれば2名の再感染例が報告されているという(Medscape、Lancet Infectious Diseases)。
一人はネバダ州の25歳の男性、もう一人はバージニア州の42歳の男性で、最初の感染判定から約2か月後に再感染した。遺伝子検査を実施したところ、二人の男性ともにわずかに異なるウイルス株を持っていた。また2度目の感染で重症化したとも報告されている。
このうちネバダ州の25歳男性については、英医学誌ランセットに研究が掲載されており、この内容が国内の各メディアでも報じられている。この男性は4月中旬に1度目の感染をしており、その後の2度の検査では陰性となった。5月に不調を訴え、6月には再び陽性の判定が出たとされる。先に書いたとおり、1度目の感染の再発症ではなく、異なる系統のウイルスに感染していたことが判明している。この2度目の感染では、息切れを伴う低酸素症となり、入院と酸素吸入を必要とするまで重症化した。この男性は現在は回復したが、重症化した理由は不明であるという。
この男性の症例では、1回目と2回目の感染までの期間が短く、なおかつ2回目に重症化していることから、懸念される研究結果であるとしている(日経新聞、BBC、Business Insider)。
あるAnonymous Coward 曰く、 仮に一度目の感染より再感染の方が重症化する傾向があると、ワクチンの開発が困難になりそうだ。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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