日経平均は3日ぶり反落、薄商いの高値もち合い継続、マザーズ反落だが…/後場の投資戦略

2020年10月15日 12:26

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;23517.63;-109.10TOPIX;1636.13;-7.77

[後場の投資戦略]

 本日はTOPIXが0.47%の下落で前場を折り返しているため、ETF買いが実施されるかは見通しづらく、後場やや下げ幅を広げる場面が出てくるかもしれない。それでも積極的に売り込もうとする動きは出てきにくいだろう。従来当欄で予想しているとおり、日経平均はまだまだ高値もち合いが続くとみておきたい。

 一方、新興市場では前日にマザーズ指数が2018年1月の直近高値を上回り、06年以来およそ14年ぶりの高値を付けた。さすがに本日は達成感もあって反落しているが、朝方の売りが一巡した後は下げ渋っている。業績上方修正を発表したラクス<3923>が朝方に上場来高値を付けてから伸び悩んでいるところを見ると、先行して株価上昇してきたマザーズ銘柄が目先の成長期待を織り込み済みという指摘は正しい。しかし、GMO−FG<4051>やGA TECH<3491>が大きく値を飛ばしており、政策期待や個別材料を手掛かりとした新興株物色はなお活発だ。

 最近、筆者のところには各種メディアから新興株企画での取材・寄稿依頼が相次いでおり、個人投資家の新興株への期待の強さ、また投資家のすそ野の広がりを実感できる。一方、証券各社からは「過去の推移からみてマザーズ指数の上昇は続かない」との見方が出ており、ラクスのような先行上昇組についても、前述の企画のような場でご一緒する市場関係者はおおむね「上値余地が乏しい」との見方で一致している。

 こうした市場の評価は全く無視できるものではないし、筆者も一部で実態からかけ離れた盛り上がりが見られることは認める。しかし、ラクスのようなマザーズ主力級の銘柄は株価上昇すべくして上昇してきたのであり、短期的あるいは中長期的に投資魅力が減退したとも思わない。特に「時間を味方にできる」個人投資家にとってはそうだろう。長くなってきたので、このあたりの説明はまた次回以降としたい。(小林大純)《NH》

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