NY外為:ドル売り後退、10年債利回り急伸、大規模追加経済対策への期待再燃

2020年10月10日 01:27

印刷

記事提供元:フィスコ


*01:27JST NY外為:ドル売り後退、10年債利回り急伸、大規模追加経済対策への期待再燃

NY外為市場では米国の大規模な包括的追加経済対策への期待が再燃しドルが下げ止まった。ドル・円は105円61銭の安値から105円74銭まで戻した。ユーロ・ドルは1.1820−25ドル、ポンド・ドルは1.3010−15ドルで伸び悩んだ。

クドロー国家経済会議(NEC)委員長はトランプ大統領が航空会社支援、Paycheck Protection Program、中小企業支援などを含む修正後の経済対策案を承認したことを明らかにした。共和党のムニューシン財務長官は1.8兆ドル規模の案をペロシ議長に提案する。ただ、マコーネル上院院内総務はすでに、選挙前の合意は困難との見通しを示しているほか、民主党も現行案の2.2兆ドル規模から一段と引き下げるのは困難と見られており、行方は依然不透明。

しかし、いずれ大規模な支援策が合意成立するとの期待が再燃している。米国株式相場は一段高。ダウ平均株価は216ドル高で推移した。米国債は反落。10年債利回りは0.76%から0.80%まで上昇した。《KY》

関連記事