いまこそおさらいしたいNISA口座の基礎 前編

2020年9月23日 08:14

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 2014年1月に開始された少額投資非課税制度、いわゆるNISAは、投資運用を行う人には絶対おすすめしたい優遇制度であるが、その内容もつみたてNISA、ジュニアNISA、2024年には新・NISAが始まるなど複雑になりつつある。今回は、各制度についておさらいしたい。

【こちらも】2024年から始まる新NISAの仕組は? コロナショックにも負けないつみたて投資

 まず、一般的な投資運用の課税制度については、購入した株式などの配当金や売却益(譲渡益)に対して税率20.315%が課税されるものだ。つまり、とある株を100万円で購入し、150万円で売却した場合、利益の50万円に対して20.315%の税金を納める必要があるわけだ。この場合、おおよそ10万円が納税額となる。

 しかし、NISA口座上で売買をした場合に限り、この売却益に対する課税を非課税として扱ってもらえる。通常であれば2割も差し引きされてしまう利益をそのまま手に入れることができるというのが、NISAをおすすめする最大の特徴である。株式投資をするなら間違いなくNISA口座である。

 とはいえども、NISAはあくまでも中長期売買のための優遇制度であり、短期売買には向かない。なぜなら、非課税投資枠が毎年120万円と決まっているためだ。たとえば、ある年の4月1日に120万円分の株式を買い、その1カ月後の5月1日に200万円まで値上がりしたので売却すれば、80万円の売却益に対してはもちろん非課税となる。

 さらにその1カ月後、値上がりしそうな株を見つけたため、6月1日に120万円分の株式を購入したとしても、すでにその年は120万円の非課税投資枠を使い切ってしまっているので、この株が値上がりしたところで非課税対象にはならず、売却益に対しては通常通り課税対象となるのだ。結果として、短期売買を繰り返すデイトレーダーには向かない。

 NISAの基本的なルールは、20歳以上、利用者1人につき1口座のみ開設可能、非課税期間は最大5年間、そして毎年120万円の非課税投資枠が付与されるというものである。非課税期間が最大5年間であることからもわかるように、NISA口座で一度購入した株式については、5年間のどこかで売却すればよいという、まさに中長期売買を目的としていることがわかる。

 さらに、6年目にはロールオーバー(繰り越し)を選択することもできるため、最大10年間について同じ銘柄の株式を非課税枠として持ち続けることが可能だ(6年目に評価額が高くなっている場合は、非課税投資枠である120万円以下まで部分売却をすることでロールオーバーが可能となる)。(記事:小林弘卓・記事一覧を見る

続きは: いまこそおさらいしたいNISA口座の基礎 中編

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