アスクル、20年6-8月期は増収増益 営業利益倍増で通期予測も上方修正

2020年9月18日 12:09

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■売上高は2%増、営業利益は102%増

 オフィス用品の通販を行うアスクル(2678)は16日大引け後、21年5月期第1四半期(20年6月~8月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比2.3%増の1001億8000万円、営業利益は同102.1%増の29億9000万円、純利益は同65%増の15億200万円と大幅な増益となった。21年5月期の通期業績予想についても、上方修正した。

 業績見通しは、売上高が前回発表の4030億円から0.8%増の4063億円、営業利益は72億円から27.8%増の92億円、純利益は45億円から11.1%増の50億円と引き上げた。進捗率は売上高が24.7%、営業利益が32.5%、純利益は30%と利益面が好調だ。

■マスク特需等BtoC向けが良好に推移

 オフィス向けの通販で業績を伸ばしてきたアスクル。新型コロナウイルスの影響で3月と4月は落ち込んでいたものの、オフィス向けは5月以降回復。アルコール消毒液やマスク等感染予防品への特需によって良好に業績が推移した。

 また、BtoC向けの「LOHACO」事業が想定よりも好調に推移したことも業績向上要因だ。現状赤字のLOHACOだが、23年5月期までに黒字化を目指しており、今期は想定通りに収益が改善したことから、BtoB事業の回復と相まって全体の利益増につながった。

■ヤフーとの連携強化によってコスト削減

 アスクルの大株主は、ヤフーなどを傘下に持つZホールディングスで、LOHACOを筆頭に連携を深めている。連携強化によってLOHACOに関する販促費や人件業務費の削減に貢献しており、前年同期比で2.5億円の削減が実現したという。

 その他物流事業をスタートする予定で、物流倉庫を活用し、他社の物流受託を伸ばす方針。既に良品計画より物流受託をする予定としており、11月よりスタートする本事業を追加の事業柱として成長させていく模様。

 ウィズコロナによって更にEC割合が増えてくることから、強くシフトしてきたアスクルのEC事業は引き続き堅調に推移するものと思われる。また自社オリジナル商品が売上高の33%を占めるなど、収益性を高めている点もポジティブな要因だ。まだ1Qではあるものの、更なる上方修正の可能性もあるため、2Qの動向に期待したいところ。(記事:拓蔵・記事一覧を見る

関連キーワードアスクル良品計画新型コロナウイルス

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