インフォコムは医用画像システムをインドネシアで販売開始

2020年8月26日 15:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■現地企業と販売代理店契約を締結

 インフォコム<4348>(東1)は、同社が国内向けに展開する医用画像管理システム(PACS)の東南アジアでの展開に向け、インドネシアで病院情報システム開発・販売を行う「Terakorp(テラコープ)」(本社:インドネシア・バンドン、CEO:Rio Riyanto)と8月24日に代理店契約を締結し、同国の医療機関向けに販売を開始した。

 同社は、医療の質の向上と業務の効率化を支援するITサービスを国内医療機関向けに提供している。このヘルスケアIT領域の事業拡大に向け、2020年度から3カ年の中期経営計画では東南アジアを主として有望なスタートアップへの投資や同社ITサービスの展開を行う「アジアヘルスケア・プロジェクト」を推進している。

 インドネシアでは経済的な急成長にともなう生活習慣病の増加などにより、医療需要が高まる一方で、同国内の約2,000施設の総合病院のうち、病院情報システム(HIS)の普及率は3割未満と推測しており、今後ヘルスケア分野でのIT導入が急速に進むとことが考えられる。

 同社が提供する医療機関向け情報システムのうち、CTなどの医療機器で撮影した医用画像を管理する医用画像管理システム「iRad-IA(アイラド・アイエー)」について、Terakorp社の顧客である医療施設を中心にインドネシアで展開し、同社と協力し現地の医療機関のニーズに応じた機能の充実などの開発も検討していく。

 今後はiRad-IAのみならず、薬剤情報管理や放射線情報システムなど同社が国内医療機関向けに提供する他のITサービスのインドネシアでの販売や、同国ヘルスケア市場への参入、また東南アジア各国での展開も視野に事業を推進していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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