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いつまでもダラダラと宿題や課題をやらない子供にイライラすることもあるだろう。口うるさくしたくないと思いつつ、見るに見かねて叱ってしまい、さらに子供のやる気を削いでしまう悪循環になることも。そこで、「ピークエンドの法則」という行動心理学を使い、出来るだけ早く子供が宿題を終わらす方法を紹介したい。
【こちらも】子供の「ぼんやり」「イライラ」は砂糖が原因? 子供の頭と健康を壊す「おやつ」とは
■楽しみを後にとっておく
やり方は簡単。やらなくてはいけない宿題や課題を、学校から帰ってきたら、とにかく終わらせるようにする。その宿題が終わらないと、決してゲームもおやつも与えないようにするのだ。たったこれだけ、簡単である。
「子供が嫌がるのでは?」「機嫌が悪くなりそう」と思われるかもしれない。しかし実は、楽しみが後にあると、目の前の苦労は帳消しになることが明らかになっている。ゲームやおやつが早く欲しいために、かえって集中が増し、真剣に取り組むようになるそうだ。
■遊園地の待ち時間は何時間でも耐えられる
このやり方は、ピークエンドの法則を使ったもの。それは、「人は苦しいことの終わりに楽しいことがあると、すべての記憶が楽しいものになる」という法則である。ノーベル経済学賞を受賞したことでも知られる、ダニエル・カールマン氏によって提唱したものだ。
例えば、有名な遊園地では、アトラクションに乗るまでに2時間、3時間待ち続けることは当たり前である。しかも、待ちに待ったアトラクションが5分程度のこともある。待っている間は、暑かったり寒かったり、立ちっぱなし。でも、最後の数分が楽しいので、待ち時間の辛さはすぐに忘れてしまうし、実際辛いと感じないのである。
おやつやゲームも一緒で、先に楽しみが待っていることで、宿題や課題が(面倒だなとは思いつつ)さほど苦にならない。それよりも、おやつやゲームを先に渡してしまうと、嫌なことがどんどん後回しになって、やる気も落ち込んでくる。後のお楽しみが無いので、集中力も散漫になってしまう。
■嫌なことを先にすることを習慣にする
ダラダラ先延ばしにしてしまうのは、楽しみが無いからだ。楽しみが先に来るか、後に来るかで作業効率も良くなり、合理的にもなる。最初は嫌がるかもしれないが、習慣になってしまえば文句もなくなる。子供がなかなか宿題を始めなくて困っている人には、ぜひお勧めする。
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