雇用情勢のさらなる改善は当面期待薄か

2020年7月24日 10:59

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記事提供元:フィスコ


*10:59JST 雇用情勢のさらなる改善は当面期待薄か
 23日に発表された米週間新規失業保険申請件数は、市場予想に反して増加した。この結果を受けて、雇用情勢の悪化を警戒した安全逃避的な債券買いが観測された。7月18日週の新規失業保険申請件数は、141.6万件で市場予想の130万件程度を上回った。新規失業保険申請件数は4月以降、減少が続いていたが、増加に転じたことから、雇用情勢のさらなる改善は当面期待できないとの見方が浮上している。また、米中関係の悪化も懸念されており、米政府がテキサス州ヒューストンにある中国総領事館の閉鎖を命じたことに対して、中国政府は24日に対抗措置を発表する可能性が高いとみられており、リスク回避的な取引拡大につながるとみられている。《FA》

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