概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日続伸、原油需要の増加観測や原油価格の上昇が好感

2020年7月21日 09:56

印刷

記事提供元:フィスコ


*09:56JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日続伸、原油需要の増加観測や原油価格の上昇が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 104426.37 +1.49%
20日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1538.12ポイント高(+1.49%)の104426.37で取引を終了した。102744.3から104438.6まで上昇した。

小幅高で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。海外市場の上昇が好感され、ブラジル株への買いも広がった。また、原油価格の上昇や中国景気の持ち直しに伴う資源需要の増加期待なども支援材料。一方、国内における新型コロナウイルスの感染状況が改善されていないことが引き続き警戒された。

【ロシア】MICEX指数 2802.24 +0.99%
20日のロシア株式市場は4日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比27.45ポイント高(+0.99%)の2802.24で取引を終了した。2758.69から2802.24まで上昇した。

売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油需要の増加観測や原油価格の上昇が好感され、資源の一角に買いが広がった。また、海外市場の上昇も買い安心感を与えた。一方、指数の上値は重い。国内外における新型コロナウイルス感染の再拡大などが引き続き警戒された。

【インド】SENSEX指数 37418.99 +1.08%
20日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比398.85ポイント高(+1.08%)の37418.99、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同120.50ポイント高(+1.11%)の11022.20で取引を終えた。

高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。IT関連への買いが広がったことが指数をサポートした。業界の好業績報告などが好感されたもようだ。また、前営業日の主要な欧州市場が堅調な値動きを示していたことも買い安心感を与えた。このほか、追加の景気対策への期待などが支援材料となった。

【中国本土】上海指数総合 3214.15 +3.11%
週明け20日の上海指数総合は大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比100.02ポイント高(+3.11%)の3314.15ポイントと続伸している。(亜州リサーチ編集部)

相場の先高観が強まる流れ。中国銀行保険監督管理委員会は17日、保険会社の資金運用規制を緩和する方針を発表した。株式市場に長期資金が流入すると期待されている。また、これより先、証券各紙は「株高論」を相次ぎ掲載した。さらに消費刺激やインフラ投資など、中国政府が経済対策を推し進めていることもプラス材料となっている。《CS》

関連記事