日経VI:低下、市場心理好転で5日連続の低下、コロナショック後の最安値

2020年7月6日 16:10

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記事提供元:フィスコ


*16:10JST 日経VI:低下、市場心理好転で5日連続の低下、コロナショック後の最安値
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は6日、前日比-2.04pt(下落率-8.67%)の21.50ptと低下した。なお、高値は23.48pt、安値は21.29pt。先週末の米国株式市場が休場で、今日の東京株式市場はやや手掛かり材料不足だったが、金融財政政策が相場を下支えするという見方や、景気回復への期待感が強く、日経225先物はほぼ終日一本調子で上昇推移。こうした動きに伴い、市場心理が好転し、オプション市場ではプットが手じまい売りされ、日経VIは5日連続で低下した。なお、日経VIは、コロナショックが表面化した2月25日以来の低水準まで下がってきており、警戒水準の境目とされる20ptを切る一歩手前まで低下してきている。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《YN》

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