2日の香港市場概況:本土不動産株主導でハンセン2.9%高と続伸、テンセントは最高値

2020年7月2日 18:00

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記事提供元:フィスコ


*18:00JST 2日の香港市場概況:本土不動産株主導でハンセン2.9%高と続伸、テンセントは最高値
休場明け2日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比697.00ポイント(2.85%)高の25124.19ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が298.23ポイント(3.06%)高の10056.86ポイントとそろって大幅続伸した。ハンセン指数は終値で3月11日以来、約3カ月半ぶりの高値水準を回復している。売買代金は1759億9000万香港ドルに拡大した(6月30日は1224億9000万香港ドル)。

中国景気の持ち直しが期待される流れ。国家統計局などが6月30日に公表した6月の製造業PMIが予想を上回ったことが好感されている。1日発表の6月・財新中国製造業PMIに関しても、事前予想に反して前月から大幅に上昇した。中国人民銀行(中央銀行)が1日から再貸出・再割引金利を引き下げたことも材料視されている。

一方、香港では返還記念日の1日、「香港国家安全維持法」違反で初の逮捕者が出た。同法は6月30日夜11時に施行されたばかり。現時点で相場に対する反応は限定的となっている。

本土系不動産株の主導で、ハンセン指数と本土株指数の構成銘柄はほぼ全面高。融創中国HD(1918/HK)が14.5%、華潤置地(1109/HK)が7.8%、万科企業(2202/HK)が7.6%、中国海外発展(688/HK)が6.8%、世茂房地産(813/HK)が5.6%、碧桂園HD(2007/HK)が5.0%ずつ値を上げた。中国当局の金融緩和スタンス強化、各地方政策の不動産支援策が好感されている。また、各社の6月不動産販売額が概ね堅調に推移していることもプラス。なかでも中国恒大集団(3333/HK)の6月成約額は前年同月比で51%増加し、1~6月の累計では過去最高を記録している(恒大株は14.0%高で取引を終了)。

証券・保険セクターも上げが目立つ。中信建投証券(CSCフィナンシャル:6066/HK)が15.4%高、中国銀河証券(6881/HK)が11.5%高、海通証券(6837/HK)が11.2%高、中信証券(6030/HK)が10.5%高、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が9.7%高、中国太平保険HD(966/HK)が8.4%高、中国人民財産保険(PICC:2328/HK)が8.3%高と急伸する。中信建投証券は上場来高値を更新した。

インターネットやソフトウエア、半導体などITハイテク関連も物色される。金山軟件(キングソフト:3888/HK)が5.3%高、美団点評(メイトゥアン・ディエンピン:3690/HK)が4.4%高、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が4.0%高、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が17.0%高、華虹半導体(1347/HK)が10.8%高と値を上げた。それぞれ最高値を更新している。

一方、本土市場は3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比2.13%高の3090.57ポイントで取引を終えた。証券・保険、不動産株が急伸。消費関連株、資源・素材株、自動車株、運輸株、インフラ関連株、ハイテク株なども買われた。

亜州リサーチ(株)《FA》

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